「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI~」
『ルービックキューブと数学』を開催しました

2014年12月13日(土)・14日(日)
四谷キャンパス
講師:中筋麻貴准教授(理工学部情報理工学科)

 2014年12月13日・14日の二日間にわたり、「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI」を開催しました。今回は数学研究の楽しさを体感してもらおうと身近なルービックキューブを題材にプログラムを企画しました。

 午前中は、数学の研究および実験数学とは何か、またどういうところに着目するとよいかを学んでもらった後、実際に手元のルービックキューブを触りながら演習問題に取り組みました。また、大学で学ぶ「群論」について「あみだくじ」を例にスライド等を用いてわかりやすく講義。参加者は頭を悩ませながらも、TA(大学生のアシスタント)の丁寧な指導のもと、楽しく取り組んでいました。

 ランチの後は寒さに負けずキャンパスツアーに出発! 実際の大学生活や研究活動の話題などで盛り上がりました。

 午後は各グループでテーマを決め、午前中に学んだ知識を考慮しながらオリジナルの法則を見つけることに挑戦。また、形の異なるルービックキューブの数学構造についても考察しました。

 最後の修了式では、中筋准教授から参加者全員に上智大学オリジナル「未来博士号」が授与されました。

 日常生活を数学のメガネで眺めてみると、いろいろなところに数学が潜んでいることがわかります。参加者たちからは「身近なものを数学で表せることを知ってとても興味がわいた」「動きを数式で表すのは難しかったが、今度は別のものを使ってまた挑戦してみたい」などの声が寄せられました。

 参加者の皆さんお疲れさまでした☆☆☆

※本プログラム(独)日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI~」事業に採択されています。
「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI~」は、研究機関で行っている最先端の科研費の研究成果について、研究者がプロデュースした体験・実験・講演などを通し、小学5・6年生、中学生、高校生に科学のおもしろさを感じてもらうことを目的としたプログラムです。